2012年6月19日火曜日

初めの1週間

着工後、2日間はひたすら取り壊しでした。2日目、帰宅して玄関を開けたら、玄関と北側の2部屋がなくなっていて、いきなり大空間が広がっていました。え、どこで靴脱いだらいいの?という状態です。壁が剥がされ、いろいろな線や管が剥き出しです。時々スイッチが付いている線があるので、恐る恐る押してみると、工事用の裸電球が点きました。

マンションって、本当に箱なんだなぁと思いました。集合住宅ですから、水回りの位置変更はさすがに厳しそうですが、それ以外は、リフォームでかなり何でもできそうです。思い切って全面リフォームにして良かったと思いました。
3日目には、ついに洗面台もなくなり、トイレの床・壁も剥がされていました。洗面室の床も本当はないのかもしれませんが、お風呂に入れるように、仮の床板を付けていただいているように見えます。洗濯機は何とか残していただけることになりました。壁露出のコードから、強引に電気を引いていただいていますが、使うことはできますので助かります。
                                              ←洗面所の床と給排水の配管  

→お湯と水の給水がここから分岐して、お風呂や洗面、キッチンに配管されている。



初日は思ったより大丈夫でしたが、その後はやはり聞いていたとおり埃がすごく、居住空間のリビングがざらつきますので、帰ったらまず掃除機をかけないと何もできません。台所は覚悟したほどではなかったのですが、口に入れる物はやはり何でも洗ってから使う、アライグマ生活です。最初の2日間は、本当に発狂しそうでした。
始まって3日目、この環境に私より順応していると思われたダンナが、「ねぇ、このリフォームいつまでやるの?もうヤだ。」と言い出しました。想定していたセリフでしたが、3日目で出てくるとは、早っ!! 私は入居前の水回りリフォーム時、家が工事現場になっていた様子をかなり見ていましたので、今回の状況もそれなりに予想がつき、相当ひどい生活になると覚悟していたのですが、ダンナはさっぱりわかっていなかったと思います。始めてしまえば、進むしかないですから、わからないまま、とにかくリフォームに持ち込んでしまえと思っていたのも事実でした。やはり無理して1期工事と2期工事を通しにしておいて良かったと思います。一度こんな目にあって、間をあけて2期工事をやるなんて言ったら、また
大揉めするところでした。

しかし、人間は慣れます。こんなものだと思えば、何とかやっていけます。
現在、和室にベッドを入れていますが、リビングと和室の間の引き戸を閉めておけば、和室はそれほどの埃になっておりません。和室の押し入れに当面の衣類を衣装ケースごと入れているのですが、それもかなり無事な状況です。扉があればあるほど、埃の侵入を防げます。気持ちの問題ですが、掛け布団は毎日押入れにしまい、ベッドの上にはカバーをかけて出かけております。リフォームを視野に入れ、古いシーツやカバーを捨てないでおいたのが大正解でした。テレビにも敷き布団用の古いシーツを毎日かけているのですが、周りにゴムが入っているので、大画面にひっかけるのにちょうど良い大きさです。

100円ショップで70リットルの大きなゴミ袋を買ってきて、家電はそれで対応しています。オーディオ機器はすべて線を外し、ゴミ袋で包んでしまいました。工事終了まで使えませんので、録画もできません。トースター・炊飯器もビニールをかけ、使う時だけ外しています。パソコン・電話FAXプリンター複合機も、日中は皆、ゴミ袋の中にいてもらいます。機械は人間より、埃に弱いそうです。
洗濯機と電子レンジが剥き出しのまま放置なのですが、この2つは寿命が近いらしく、どちらも調子が悪くて、先日も何だか洗濯が終わらないなと思ったら、すすぎを繰り返していました!バンっと叩いたら正気に返って脱水を始め、その後は大丈夫ですのでまだ使っていますが、もう壊れたら壊れたで良いかと思っております。

それから必需品なのが、埃取りのハンディモップ「ウェーブ」です。リフォームと関係なく、これは普段の家具掃除にも大活躍ですが、今回は特にリフォームに備え、箱買いしております。また、フローリングワイパーの替えシートも備蓄済みで、これは乾いたままでも水で濡らしても拭き掃除に役立っています。

しかしながら、やはりリフォーム時は、仮住まいできるならその方が良いと思います。我が家は夫婦揃ってあまり神経質ではないので、気にしておりませんが、きれい好きな方はいかがでしょうか。昼間ずっと家にいるわけにはいきませんので、専業主婦の方、小さいお子さんやペットちゃんがいらっしゃるご家庭は、住みながらの全面リフォームはおやめになった方が良いかもしれません。

住みながらリフォームの唯一の利点は、家の変化を毎日観察できることです。3日目に帰ると、だだっ広い空間に5cm角くらいの棒が1本立っていました。これは何だろうと思いましたところ、新しい寝室と納戸の境界で、斜めの壁が始まる起点でした。寝室はかなり変形になり、斜めの壁が沢山できますが、壁は板がいきなり立つのではなく、5cmくらいの角材で骨組みを作り、そこに板を張るんですね。天井をよく見たら、図面通りの壁の線が、すでに木材で打たれておりました。4日目には、寝室と納戸の間の壁の骨組みが、かなり出来上がっておりました。また同様に、寝室内のウォークインクロゼットの壁の骨組みもかなり建っており、部屋の形が見えるようになっていました。ゴールデンプランを描いていただいてから、もう3年ほど経ちますので、私にとっては百万回眺めてきた夢の実現です。骨組みだけで部屋の形が見えるのは、もう図面が頭に入っている私だけで、ダンナはさっぱりのようですが。


3日目・4日目・5日目で電気屋さんも来てくださったようです。考えてみれば当然のことですが、壁ができる前に配線しなければなりません。4日目には、玄関の物入れが完全に撤去され、その中に入っていた分電盤が、玄関脇の構造壁に打ち付けた板の上に露出しておりました。玄関の物入れの奥にあるトイレを拡張するため、分電盤のついた壁面を移動するのです。壁がなくなるとトイレが丸見えになりますので、板を打ち付けた仮設壁になっていました。狭いトイレがさらに狭くなり、床も壁も天井も剥がされ、一方の壁は板1枚になった中に、辛うじて便器だけが生きています。ダウンライトも撤去され、天井の穴から電球が下がっている一方で、配線とともに交換されたトイレの換気扇だけが新品になっていました。
露出した分電盤の左上から、電線の束が出ており、玄関脇構造壁の中へ消えています。この構造壁の中を通って、玄関扉の外脇にある電気メーターボックスへ繋がっているのがよくわかりました。イメージとして、分電盤の裏側にはさぞかし複雑な配線が渦巻いているのではと思っており、移動するのはすごく大変なことかと思っておりましたが、板の上に露出した分電盤は、予想外にコンパクトでした。
分電盤から各部屋へは、天井を通って配線され、天井から壁の中を通ってコンセントや照明器具取付位置まで電気が通ります。5日目には、骨組みだけの壁の一部に、コンセントがつき、一部スイッチの移動・新設がされていました。ユニットバスのドア上にカーテンを吊るので、ドア上の壁に付いていた換気扇の吸込み口を移設しなければならず、できるのかなと思っておりましたが、5日目には何事もなかったかのように動いていました。
廊下の物入れを撤去した跡地も、すでに下地が入ったようで、段差がなくなっています。廊下が広くなると、今まで目障りで気になっていた下がりのきつい梁も、少しは気にならなくなりそうです。広がった廊下の幅は、120cm弱になり、かなりの解放感です。マンションの玄関や廊下は狭くても仕方ないと諦めがちですが、水回りが絡まなければ思ったより簡単に拡張できるようです。


6日目の土曜日は工事日ですので、朝、大工さんが2人いらしてくださいました。大工のUさんは、コマチ家具で何度かお目にかかったことがあります。壁を斜めにしたり、開口枠を付けたり、1枚ずつ貼らなければならない無垢板の床貼りや腰板や巾木の施工等、本物志向のコマチリフォームは、熟練の大工さんでないと務まりません。電気屋さんにはお目にかかれませんでしたが、お名前だけはよく伺う、こちらも熟練の技術者です。長引く不景気で住宅価格が下がったのは有り難い気もしますが、ここまで安くなると高品質を求めるのは酷な気がしますし、信じ難い低価格の家のチラシを見ると、子供の頃読んだ、「3匹のこぶた」のお話の、わらの家・木の家・レンガの家を思い浮かべてしまうのは、私だけでしょうか。


















取り壊しだけで1週間くらいかかってしまうのかと思っておりましたが、初めの1週間で予想以上の進捗です。ただし、これからいろいろな職人さんに入っていただきますので、ご都合が合わず空いてしまう日もあったりするようです。工程の管理は、コマチ家具の田野口社長がされるのですが、工事の進捗を確認しながら、次工程の職人さんの手配と、並行して材料の手配もされますので大変です。

土曜日の午後、コマチ家具へ行ったら、洗面室の床材と洗面水栓とトイレの手洗いボウルセットが届いていました。カタログより実物の方が良い物ばかりです。楽しみです♪